整体枕の使い方とは?注意点や代用方法も紹介

寝るだけで整体効果を発揮すると言われている「整体枕」。

ただ、使い方を間違えてしまうと、体の不調をさらに悪化させてしまうことも…。

当記事では整体枕として代表的な「キュアレ整体枕」と「rakuna整体枕」の使い方についてご紹介します。

どんな整体枕が良いのか迷っている方は、ぜひご参考ください。

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目次

キュアレ整体枕の使い方

整体枕は正しく使うことで効果を発揮します。
さっそく、キュアレ整体枕の使い方を見ていきましょう。

キュアレ整体枕とは

キュアレ整体枕は、意匠登録された独自の3段構造が特徴の枕です。
3段構造が頭と肩を支え、就寝中の頚椎を自由にすることが特徴です。
頚椎を自由にすることで「自然治癒の信号」が効果的に体に届き、寝ている間に体のバランスが整います。

手技を再現できるような素材にこだわり3段構造に。この枕で正しく寝るだけで、確かな整体効果を得られます。
(参照)キュアレ整体枕公式

使い方①整体枕を正しい向きに置く

整体枕は、正しい使い方をしてこそ最大の効果が得られます。
まずはキュアレ整体枕を正しい向きで置きましょう。
3段構造の山のうち、大きい山を頭側、小さい山を首側に向けて置きます。
3つの山の上から順番に、頭、首、肩を乗せるように使います。
逆向きで使うと整体効果が得られないので、必ず正しい向きに置きましょう。

使い方②整体枕の高さを調整する

キュアレ整体枕の専用カバーの裏側には、高さ調整用のパッドが入っています。
枕が高すぎると感じる場合はパッドをとりましょう。
枕の中は、チップ状の素材が入っています。
長時間使うとチップが偏り、いつも頭を乗せている部分は凹んできます。
使用前には毎回、枕を全体的にならしたり空気を入れるようにやさしくもんで、チップの偏りがない状態に整えましょう。

使い方③肩までしっかり整体枕にのせる

キュアレ整体枕の効果を最大限得るためには、正しい位置に頭を置くことがポイントです。
大切なのは肩までしっかり枕に乗せること。
まず頭側から一番目のくぼみに耳の穴や耳たぶがくるように頭を乗せます。
そして頭側から三番目の一番小さい山が、首と背中にきちんと入っていることを確認しましょう。
肩が枕に乗っていない場合、首に負担がかかります。
肩をしっかり乗せることを意識してください。

整体枕は横向きでも使える?

キュアレ整体枕の使い方の注意点

ここからは、キュアレ整体枕を使うにあたっての注意点3つを説明します。

逆向きやうつ伏せでは効果が発揮されない

キュアレ整体枕は、仰向けで寝ることでその効果が最も発揮されます。
枕を逆向きにしたり、うつ伏せの状態で使ったりすると整体効果が得られないので注意しましょう。
とはいえ、慣れていないとずっと仰向けで寝るのは難しい場合もあります。
そんな方でも、最初の10分程度は仰向けで使ってください。
それだけで整体効果が得られるので、最初の10分以降は横向きでも大丈夫です。

整体枕の5つの効果

約2年程度で効果が半減するため交換が必要

キュアレ整体枕にも寿命はあります。
交換の目安は一般的な枕と同じで2年程度です。
少しでも長くいい状態で使うためには、メンテナンスも大切です。
湿気や汗は枕の寿命を縮めるので、定期的に陰干ししたり、軽く叩いて空気を入れることも忘れないようにしてください。

洗う場合は手洗い推奨

キュアレ整体枕は、洗濯できます。
洗う際は素材のいたみや形崩れを防ぐため、手洗いがおすすめです。
一つ注意点は、乾燥機を使用しないということです。
中材のゴムパイプが熱に弱いため、乾燥機の高温で溶けてしまう可能性があるからです。
洗濯後は必ず自然乾燥しましょう。

中材がエラストゴムパイプというゴムと樹脂の間の素材を使用していて熱には弱いので、熱乾燥機を使うと溶けてしまう可能性があります。自然乾燥で乾かしてください。
(参照)キュアレ公式ブログ THE MAKURAの正しい使い方

rakuna整体枕の使い方

ここからは、rakuna整体枕の使い方を解説していきます。

rakuna整体枕とは

rakuna整体枕は、就寝中ずっと首の自然なカーブをサポートしてくれる枕です。
独自の立体形状でどんな寝姿勢にも対応していることが特徴です。
rakuna整体枕は、多くの人が悩んでいる肩こりの症状を緩和するために考案されました。

rakuna整体枕公式

使い方①整体枕を正しい向きに置く

使用にあたって、まずはrakuna整体枕を正しい向きで使いましょう。
立体構造で窪んでいる面を上にします。
そして、高さが低い方を頭側、高さが高い方を首側に向けて置きます。
一見すると高さが低い方を首側にしてしまいそうですが、逆にして使わないように注意してください。

使い方②カバーとパットで高さを調整

好みや体格によって、最適な枕の高さは異なります。
rakuna整体枕は付属の調整パッドで高さを2段階に調整できるので安心です。
調整パッドは本体カバーに内蔵されており、簡単に入れたり出したりできます。
購入時は調整パッドがセットされた状態なので、枕が高すぎると感じる場合は調整パッドをはずして低くしましょう。

使い方③枕を肩まで引き寄せて頭と首を枕にのせる

rakuna整体枕を使う際は、まず最初に枕をしっかり肩まで引き寄せることがポイントです。
その後、頭と首をのせます。
頭がすっぽりとはまり首が心地よくサポートされている状態を感じてみてください。
寝返りをうった場合はどうなるのでしょう。
rakuna整体枕は寝返りが自然にうてるように配慮されており、横向きでも首への負担が軽減できる形状です。
うつ伏せの場合も胸部への圧迫を極力抑える形状で、空気の通り道ふさぎません。

整体枕は横向きでの使い方は?

整体枕は横向きでも使えるのでしょうか。

整体枕は横向きでも効果が発揮される

仰向け、横向き、うつ伏せ、など、落ち着く寝姿勢は人によってさまざまです。
整体枕は、横向きに寝た状態で使ってもいいのでしょうか。
前述のrakuna整体枕は横向きでも首と肩をサポートできる形状になっています。
仰向けはもちろん横向きでも首のカーブを維持できるので、整体枕の効果が発揮されるといえるでしょう。

整体枕は肩こりに効果ある?

整体枕の使い方の注意点

整体枕を使う際、どのようなことに注意したらいいのでしょう。

うつ伏せは避けた方がよい枕もある

整体枕は正しい使用方法として、仰向けの姿勢を想定している場合が多くあります。
うつ伏せを想定していない整体枕の場合、うつ伏せで使用するとかえって体に負担がかかることがあるので注意が必要です。
前述のrakuna整体枕のように横向き・うつ伏せを含めたあらゆる姿勢に対応する枕もあります。
うつ伏せ寝が多い方は、うつ伏せに対応した整体枕を選ぶようにしましょう。

最初の10~15分は仰向けで使う

人間は寝ている間、ずっと仰向けの姿勢を保っているわけではありません。
寝返りをうって枕の正しい位置から頭がずれることもあるでしょう。
しかし、整体効果という面では、正しい位置・姿勢を維持することにこだわる必要はありません。
正しい位置に仰向けで寝た状態を10~15分も続ければ、十分な整体効果があるからです。
最初の10~15分以降は、寝る姿勢に神経質にならなくても大丈夫です。

約2年経つと効果が薄くなってくる

整体枕にも寿命があり、一般的に2年程度使うと効果が薄くなってきます。
枕は毎日使うものです。
使用に伴いへたって高さが低くなったり、弾力性が失われたりします。
経年変化で体に合わなくなった枕を使い続けて体に不調が出てしまっては本末転倒です。
使い心地が悪くなったり、フィットしなくなったりしたタイミングで、早めに買い替えを検討しましょう。

洗うときは手洗いがオススメ

毎日使う枕は清潔に保ちたいところです。
カバーはもちろん、本体も水洗いできる整体枕なら安心して使えます。
ただし、洗う場合は手洗いするようにしましょう。
手洗いでやさしく洗えば、素材のいたみや型崩れを最小限に抑えることができます。

使ってみて首や肩が痛くなるなら使わない

寝ている間に整体効果を得られる整体枕ですが、人によって合う合わないがあります。
誰かにとって最適な整体枕が、自分にとっても最適だとは限りません。
お店で試すだけでは分からなくても、一定期間使うと体の不調を感じる可能性もあります。
そんな時は無理して使い続けずに使用を一旦やめましょう。
その上で、枕の専門家や販売店に相談して解決策を探るといいでしょう。

整体枕で首が痛い原因は?

バスタオルでも代用可能!バスタオル整体枕の作り方・使い方

整体枕を購入しなくても、バスタオルで手軽に整体枕を作ることができます。
用意するものは、バスタオルと輪ゴムだけです。

①バスタオルを半分に折りたたむ

バスタオルの大きさは、120cm×60cm程度がよいでしょう。
タオルが小さい場合や薄い場合は、2枚重ねれば問題ありません。
まず、バスタオルを半分に折りたたみます。

②折り目側からくるくると丸める

折りたたんだバスタオルの折り目の方からくるくると棒状に丸めていきます。
直径は8~10cmが理想です。

③端をゴムでとめて完成

最後に、丸めたバスタオルがほどけないように端を輪ゴムで止めましょう。

バスタオル整体枕の使い方の注意点

手軽に作れるバスタオル整体枕ですが、効果を発揮するためのチェックポイントがいくつかあります。

天井がまっすぐ見られるか

最初にチェックするべきポイントは、目線が向いている方向です。
天井がまっすぐ見えていれば大丈夫です。
首の自然なカーブと丸めたバスタオルがぴったり合っていると、目線が真上を向くはずです。
天井がまっすぐ見られない場合はバスタオルの厚さを薄く、もしくは厚くして、自分の体に合うように調整しましょう。

呼吸がしやすいか

次に、バスタオル整体枕を使った状態で呼吸をチェックしてください。
のどに圧迫感がなく呼吸がしやすければ、問題ありません。
のどや呼吸に苦しさを感じる場合、バスタオルの直径が大きすぎるか後頭部に当たっていることが考えられます。
首のカーブにバスタオルが当たるように位置を調整したり、薄いバスタオルに変えて高さを低くしたりしてください。

首が浮いていないか

首が浮かないかどうかも大事なチェックポイントです。
バスタオル整体枕が低すぎると、首のカーブにフィットせず首が浮ます。
首が浮いた状態では整体効果が発揮されません。
バスタオルを大きなものに変えたり、二重にしたりして、枕の高さが高くなるように調整しましょう。

肩が床についているか

肩の状態も確認しましょう。
肩が床についていればバスタオル整体枕を正しく使えています。
肩が床につかない場合は、バスタオルの位置が下にずれて肩に当たっている可能性があります。
バスタオル整体枕は首のアーチを支えることが目的です。
肩が床につく位置までバスタオルをずらしてみましょう。

使い方が間違ってる?整体枕が合わない5つの理由

せっかく購入した整体枕なのに、効果が感じられないことはありませんか?
整体枕が合わない5つの理由を解説します。

整体枕が首を支えられていないため

枕の大切な役割は、首を支えることです。
自然な首のカーブを枕が埋められていないと、首に負担がかかり不調の原因になります。

整体枕の高さが合っていない

整体枕は、適切な高さで使ってこそ効果を発揮します。
高すぎても低すぎてもいけません。
枕が高すぎると頸椎のカーブが急になり、枕が低すぎると頸椎が逆U字カーブを描きます。
どちらの場合も首への負担が大きくなるため、就寝中や起床時の痛みや不快感につながります。

整体枕の大きさが合っていない

枕はある程度の大きさが必要です。
枕の幅は、左右に寝返りをうっても頭が落ちない程度は必要です。
枕の奥行きは、肩口までぴったり枕をつけられるだけは必要です。
体格によっても変わるので一概には言えませんが、幅60cm以上、奥行き40cm以上の大きさが目安になります。

整体枕の素材が合っていない

心地よさを感じてリラックスすることも大切なので、素材は好みのものを選びましょう。
ただし、硬すぎる枕と柔らかすぎる枕には注意が必要です。
硬すぎる枕は、首との間に隙間ができ首に負担をかけてしまいます。
一方、柔らかすぎる枕は頭が深く沈み込むため、前述の低すぎる枕と同様に頚椎が逆U字カーブを描きやはり首に負担がかかります。

寝返りが上手くできていないため

寝返りは、体の同じ部位に負担が集中することを防いでくれます。
寝返りがしにくい枕を使うと、血流や体液の循環が悪くなったり、筋肉がこわばったりして不調の原因となります。
寝返りをうったときに頭が落ちない大きさが枕には必要です。

整体枕が合わないときの使い方の対処法

手持ちの整体枕が合わない時はどうすればよいのでしょう。
いくつかの対処法を紹介します。

カバーやパットで高さを調整する

枕は自分の体に合った高さであることが最も大切です。
しかし、最初から高さがピッタリの枕を用意することは難しいかもしれません。
高さが調整できる整体枕を選べば、使用感を見ながら調整できます。
高さ調整用のパッドが付属していたり、カバーにパッドが内蔵されていたり、さまざまなタイプがあります。

肩口まで整体枕を引き寄せる

頭だけを枕に乗せるのではなく、肩口にかけてのカーブも埋めるようにしましょう。
そのためには、最初に枕に頭を乗せ、次に枕の両下端を持って肩口までしっかり引き寄せます。
この時に、肩全体が枕に乗っているなら引き寄せすぎです。
引き寄せるのは肩口まで、と覚えておきましょう。

掛け布団を軽いものに変える

枕だけではなく布団が原因で寝返りがうちにくいこともあります。
重すぎる布団は寝返りを妨げるからです。
寝返りが十分にできていないと感じたら、布団を軽いものに変えるのも有効な方法です。

整体枕はどの店舗で売ってる?

合わない整体枕を使い続ける危険性とは?使い方は?

ここまで整体枕が合わないときの対処法をご紹介しましたが、それでも解決しない場合もあるでしょう。
合わない整体枕を使い続けることは、次のような危険性があるのでおすすめしません。

睡眠の質が低下

枕が体に合わないということは、体に負担がかかっているということです。
寝返りしにくかったり、枕が合わないということ自体が気になったりして、睡眠の質が低下してしまいます。

いびきが多くなる

高すぎる枕は気道を狭めるためいびきが発生しやすくなります。
一過性のいびきはそれほど心配ありませんが、慢性的ないびきは後述する無呼吸症候群が原因の場合もあるので、注意が必要です。

肩や首が凝る

体に合わない枕は、頚椎や首、肩に負担がかかるため周りの筋肉も緊張した状態が続きます。
すると、起床時に首や肩がこっていたり痛みを感じたりするようになります。
合わない枕を使い続けると慢性的な首や肩のこりにつながることがあります。

腰痛になる

合わない枕を使うと、首と肩だけではなく腰にも負担がかかります。
背骨は首から腰までつながっていて、全体でバランスをとっているからです。
合わない枕で首や肩に不調がおこれば、やがては腰にも影響を及ぼします。
結果、腰痛を引き起こしてしまうのです。

頭痛

頭痛も合わない枕が原因の場合があります。
合わない枕は頸部を圧迫し、交感神経が過度に緊張させることがあります。
交感神経が緊張した状態だと、脳への血流がとどこおり頭痛が起こるのです。

ストレートネックになる

本来なら首の骨は緩やかに湾曲しています。
この自然な湾曲がまっすぐになった状態をストレートネックといいます。
下を向いてのスマホ使用や猫背などの前傾姿勢が、ストレートネックの原因としてよく知られています。
しかし、高すぎる枕もまたストレートネックの原因になります。
枕が高すぎると、頭が前傾した姿勢になるためです。

無呼吸症候群になる

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まる症状です。
無呼吸は脳の覚醒を促すため、熟睡できずに睡眠の質が極端に下がります。
そのため寝ても疲れが取れない、昼間に眠気を感じるといった状態に。
高すぎる枕は頚椎が圧迫されて気道が狭くなるため、睡眠時無呼吸症候群の症状を助長することがあります。

まとめ|整体枕の使い方は簡単

整体枕は、正しい使い方をすることではじめて効果を発揮します。

そのため、各整体枕の使い方を知っておくことは非常に大切です。

しかし、人によっては枕自体が合わないことも考えられます。首が痛くなる、体に不調をきたす場合は、すぐに使用をやめましょう。

慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいる方は、ぜひ整体枕を試してみてください。

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